今夏バカ売れ空調服のルーツをたどってみた!

ファンが付いた作業服を着ている人を、建設現場や工事現場でよく見掛けるようになりましたよね。

一般的に「空調服」と呼ばれることも多いファン付き作業服ですが、空調服という名前は、ファン付き作業服を世界で初めて発明した株式会社空調服の商標になっています。

今やワークマンや紳士服のAOKI、スポーツウェアのデサントなど大手企業も続々と参入しています。

「空調服」開発者の経歴が凄かった~!

空調服を開発した方は、市ヶ谷弘司氏。
現在は、株式会社空調服 代表取締役会長になっています。

早稲田大学理工学部を卒業後、ソニーに入社。1991年にソニーを早期退職独立し、紆余曲折があり「空調服」を開発しています。

最初は「ファンを服に付けるなんて格好悪いだろう」と、パソコンの冷却に使うような小さなファンを4つ付けただけのもので、今の空調服の100分の1程度の風量しか得られず、汗をすべて気化させることはできなかったそうです。

その後、十分な風量を得るためにファンを大きくするなどの改良を重ね、着想から7年経った2004年に現行モデルの空調服が完成したそうです。

2010年に、バッテリーをリチウムイオン電池に変更して…
3~4時間しかバッテリーが持たなかったものが、8時間持つようになり、建設業界を中心に普及し始めて今では年間130万着を生産しているそうです。

凄いですよね~。

 

開発者が語る「空調服」

単に服にファンを付ければ涼しくなるわけではないんですよ。

中には、電圧を高めて風速を強くしている本末転倒な製品もあります。何となくそのほうが涼しそうですが、重要なのは風速ではなく風量です。

それに、ファンのエネルギー消費量は風速の二乗に比例します。つまり、風速を2倍にすると消費電力も2倍になり、バッテリーの持ち時間も半分になってしまうので、実用的ではありません。

もう一つ重要なのは、体表面と並行に空気が流れ、服の中の暖かく湿った空気がしっかりと外に排出される設計であることです。

ファン付き作業服には空気で膨らむイメージがあると思います。ですが、体表面の温かく湿った空気を排出して外気と置き換えることが重要であって、暖かい空気が服の中に滞留して膨らんでいる状態では効果がありません。空調服は流体力学に基づいた設計となっているので、必要以上に膨らみません。

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